木と暮らしの制作所

GAIA STYLE

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SUMMARY

新たな価値を持つ一枚板

深淵な森、壮大な海、そして母なる大地
この地球で何百年と生きてきた「大樹」が見てきたもの

一枚板と呼ばれる大樹から生まれる「材」があり
一枚板と呼ばれるその材から生まれる「家具」がある

 

自然の力強さを持つ一枚板に飛騨の職人の技と美意識を共鳴させ新たな価値を生み出しました。天板の艶、大きくあいた穴、耳の仕上げ、真鍮のアクセントそのどれもが個性として主張しながらも調和しています。

材種 栃・ケヤキ・クスなど 真鍮
脚 Torii脚 Shikii脚

割れの広がりを抑えるチギリ

板のバタつきを抑えアクセントとなるライン

STORY

一枚板の価値を変える

真っすぐで癖が無く適度な幅の板が高値で取引される一枚板の世界では大きく割れ、穴が開き、大きな節が入り、枝分かれしたようなものは見向きもされず、銘木店の端に置かれ埃をかぶっている状況でした。

一枚板は材料ありき。
同じ年月育った木であっても材料の良しあしで価格が何十倍も変わる世界。割れや、節といった欠点と思われている部分にはその木の持つ力強い生命力・目が離せなくなるような存在感を感じる事があります。


そこを魅せる家具がつくれないか。
それが新しい一枚板をつくるきっかけとなり、「一枚板の価値を変える」ことを課題としプロジェクトをたちあげました。

魅力を最大限に引き出す

癖の強い木を使うためには木の特性をよく理解する必要があります。木と暮らしの制作所の前身の一つである木工房では10年以上一枚板を専門としての制作をしてきた経験と知識があります。割れが今以上に広がらない為にどうするのかより良く見せるためにはどうすればいいのか。

一枚板を作り続けてきた経験をベースに木の持つ性質を理解し生かしながら板ごとの個性が生かせる方法、魅力を最大限に引き出せる方法を模索しました。

あえて際立たせる真鍮のチギリや小口のラインは構造的な役割も果たしており、ただの装飾ではなく必然性のあるものだからこその自然さを生み出すことが出来ました。

唯一無二の存在として

一枚板は材料として見られることが多いと先ほど書きました。その為一枚板は差別化が難しく、多くの方がいろいろなお店の「一枚板」を比較し、希望に合ったものを探すという現場がありました。

GAIASTYLEは出会った瞬間に「これがほしい」と思ってもらえる唯一無二である存在として制作しています。意匠登録済